体が異物(アレルゲン、抗原)に対して過剰な免疫反応を起こすことがあります。この免疫反応は体の自己防御機能の一種です。生体機能を防御する目的がありますが、この防御機能の作用が自分に不都合な障害をもたらすことがあります。
それをアレルギーと言います。
アレルギーはⅠ型〜Ⅳ型の4種類のタイプがあり、花粉症はⅠ型アレルギーの一つです。

Ⅰ型アレルギーとは?

アレルギーの原因となる物質を、アレルゲンといいます。

アレルゲンには植物由来のものと動物由来のものがあります。

植物由来のアレルゲンは、花粉症の原因となるスギやヒノキなどの花粉が有名ですが、それ以外にも、食物アレルギーの原因となる、そば、小麦、落花生などがあります。

動物物由来のアレルゲンは、気管支喘息やアトピー性皮膚炎の原因となるダニの他に、食物アレルギーの原因となる、サバや牛乳、卵、エビやカニなどがあります。

また、ハウスダストには、ダニやカビ、花粉などのアレルゲンが混在しています。

Ⅰ型アレルギーの特徴

I型アレルギーは、これらのアレルゲンの一つを体内に取り込むとすぐに発症するのが特徴で、即時型アレルギーとも呼ばれています。I型アレルギーの代表的な疾患は、花粉症などのアレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、蕁麻疹などですので、一般にアレルギーいうと、多くの場合、I型アレルギーに該当します。

Ⅰ型アレルギーの代表的ものを下記にまとめました。

☆アレルギー性気管支喘息
☆アレルギー性鼻炎(花粉症含む)
    スギ・ヒノキ・稲穂・ブタ草・ハウスダスト・ダニなど
☆アトピー性皮膚炎

このⅠ型アレルギーに対して非常に強い抑制効果が認められているナリルチンという成分が『じゃばら果皮』に豊富に含まれています。

体内にアレルゲンが入ると、どうなるのか

私たちの体には、免疫という機能が備わっています。アレルギー患者さんの場合、体内に花粉やダニやホコリなどのアレルゲンが侵入すると、ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出され、涙目、鼻水や熱っぽい、などのアレルギー症状が出ます。

アレルギー症状のある方がじゃばらを摂取すると、じゃばらに含まれているナリルチンというフラボノイドが、ヒスタミンなどの化学伝達物質の放出を抑えるため、症状がおさまるわけです。特にじゃばらの果皮には果汁の約13倍のナリルチンが含まれていますので、花粉症に限らず、他のアレルギーにも強い効果を発揮することが期待されています。

アレルギー発症のメカニズムについて

アレルギー発症のメカニズム

花粉症は、「Ⅰ型アレルギー」の典型的な免疫反応です。免疫は本来、外部から侵入する異物(敵)に対して、これを識別し、攻撃して身体を守る仕組みのことです。しかし、生体防御の働きが過剰に反応することで、身体にとって逆効果を及ぼすものがアレルギーです。そのメカニズムについてお話します。

スギ花粉が鼻などの粘膜に付着すると、粘液に触れて花粉が割れ、その一部が粘膜細胞の間から体内に侵入します。花粉は異物(敵=抗原、アレルゲン)で、これを察知したマクロファージ(貪食細胞)が食べてバラバラにし、その一部を細胞膜上に示すことで、異物が侵入してきたことを周辺の免疫細胞に知らせます。これを『抗原提示』といいます。抗原提示を受けて、ヘルパーT細胞、B細胞が活性化し、ヘルパーT細胞は全体の免疫細胞に対して、警戒及び出動を促し、B細胞は抗原を攻撃する為の抗体(IgE)を作り出します。抗体は肥満細胞の上に並べられ、次に花粉(抗原)が侵入するのを待ち受けます。そして、花粉が再び侵入すると、肥満細胞上の抗体が抗原を捕まえて結合します。肥満細胞が割れて、中からヒスタミンという化学物質が放出されます。ヒスタミンは、抗原である花粉を撃退する為に、「炎症反応」を引き起こし、その結果、眼のかゆみや涙、クシャミ、鼻水などを引き起こすことになります。これらは抗原である花粉を身体の外に排除するための生体防御の反応です。肥満細胞から化学物質である、ヒスタミンやロイコトリエンなどが遊離し、放出される現象を顆粒化と云います。この顆粒化をブロックするのが、『じゃばら果皮』にたくさん含まれているナリルチンである事が多くの研究の結果で明らかになりました。ナリルチンは人間の細胞膜を安定化し、 Ⅰ型アレルギーをブロックするという作用があります。


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